先日、モンテローザの居酒屋「魚民」のとある店舗に行ったところ、こんな張り紙が。
なんと、居酒屋が深夜料金を加算するという!
22時から朝5時のあいだに来店した客は、会計の10%を深夜料金として徴収するとのことです。
全店舗共通の話なのか、この店舗に限った話なのかは不明です。
「22時以降は深夜料金10%」というのはファミレスでは一般的な話ですが、夜しか営業していない居酒屋業態では珍しい気がします。
特に、魚民のようなチェーン系居酒屋は、料理の味やサービスに期待するものはなく、深夜でも営業している点が数少ない利用価値でもあります。その深夜営業時間帯の来店客に対して深夜料金を上乗せするというのは、なかなか強気だなという気もします。
モンテローザがこのような強気の営業姿勢に出る理由として、同業他社が深夜営業を取りやめる動きが加速している背景もありそうです。
例えば、チムニーが営業する「はなの舞」のある店舗では、以前の営業時間が「17時~翌5時」だった店舗が、「ひる12時~24時」にいつの間にか変更されていました。来店客がまばらになる終電以降の時間帯の営業を取りやめ、一定の客が見込めるランチ営業と昼飲み需要を取り込む戦略のようです。実際に行ってみると、週末はランチ時間帯以降も客が途切れることなく、昼飲みを楽しむ客でほぼ満席という状況。
深夜の居場所として便利な存在だったファミレスも、24時間営業だったデニーズやロイヤルホストは多くの店舗が24時閉店になりました。すかいらーく系のガストでも、朝5時まで営業していた大半の店舗が、今では深夜2時でクローズされるようになりました。
このように、深夜時間帯に営業する飲食店が急激に減ったなか、モンテローザの一部の業態では朝まで営業を続けており、深夜に行き場を失った客が魚民などに集まるという状況になっています。ほかに選択肢が無い状況ですから、そこで深夜料金を徴収すると言われても「じゃあほかのお店に」というわけにもいかず、むしろ深夜料金を取られてもいいから朝まで営業していてくれてありがとう、という感じです。
深夜営業を縮小する理由としてはほかにも、人材不足で深夜に働ける人員を確保するのが困難になってきていたり、割高になる深夜の人件費をカバーできるほどの売上が確保できなくなった、といった理由もあるようです。
いまでも深夜営業や24時間営業を続けているチェーン系というと、吉野家・松屋・すき家などの牛丼店、マクドナルド、磯丸水産、ファミレスのジョイフル、など、ずいぶんと限られてきました。これらのチェーン店舗でも、今後は深夜料金加算の動きが進んでいくことになるかもしれません。それでも「真夜中に開いててよかった」存在ですから、ぜひ深夜営業は頑張って続けてもらいたいものです。
魚民の深夜料金が無料に?
10%の深夜料金が取られるようになった魚民ですが、この深夜料金を実質無料にするワザがあります。
誰でもできる簡単な方法です。
ホットペッパーに魚民の割引クーポンが掲載されており、そのなかにある「10%割引クーポン」を使うと、10%の深夜料金が実質無料になってしまいます。
※この画像はクーポンとして使えません
例えば、22時以降来店で飲食代金が5000円だとすると、ホットペッパー10%割引クーポン利用で4500円に。その4500円に対して深夜料金10%が加算されますので、総額4950円の負担で済みます。割引クーポンを使わないと5000円に対して深夜料金10%が加算されて総額5500円となりますので、11%もおトクです。
エポスカード払いならさらにおトク
魚民などのモンテローザ系店舗では、エポスカードで支払うとポイント5倍となり、還元率で言えば2.5%となります。
また、ときどきポイントが10倍~30倍ほどになるキャンペーンも実施されています。このようなポイントアップキャンペーンは、エントリーしないと対象とならないので、会員サイト(エポスnet)やアプリで定期的にチェックしてみてください。
このように、ホットペッパーの割引クーポンを使い、支払いはエポスカードで済ませるのが、魚民のおトクな利用方法と言えます。
QRコード決済ならもっとおトク?
モンテローザ系のお店では、QRコード決済にも対応しています。
代表的なQRコード決済であるPayPay(ペイペイ)、LINE Pay(ラインペイ)では、20%分がポイントや残高で還元されるキャンペーンなどが定期的に実施されており、キャンペーンをうまく活用すると飲食代がおトクになります。
もちろん、ホットペッパーなどの割引クーポンと、QRコード決済を組み合わせて使うこともできます。